パリの10区にある和食レストランじんちゃん横丁のプロジェクトが完了しました。
デザインをする際に考えたことが下記になります。
ファサード: 歩道から良く見えるように日本語の電飾をガラスのすぐ後ろに設置しました。Uber Eatsの配達員がお店を把握できるように外の看板2つはフランス語で書いてあるため、店内にある装飾は全て日本語になっています。
バーカウンター: 雑居ビルのフロア案内を模した電飾を制作し天井に設置しました。室内にいくつも電飾を設置することで、席に着いたままお客様がインスタグラムに乗せる写真を撮れるようにしています。
アーチ: 物件の真ん中かつ入口の正面にアーチを設置しています。この場所のみ天井高が低かったため、それを隠す意図と共に横丁のイメージを直接的に表現する装飾として設置をしました。
物件の真ん中のスペース: 富士山の絵が描いてあるシャッターをイメージした装飾をフランス人のアーティストに描いてもらい、その反対側にはラーメンの屋台を模した赤い屋根を設置しました。この屋根の下の壁には鏡が貼ってあり、壁側を向いていても富士山の絵が見えるようになっています。
物件奥の客席とオープンキッチン: オープンキッチンのカウンターの天板を赤い素材で作り、大衆的なレストランの雰囲気を出しています。このカウンターの上には波板の屋根を設置しています。
物件名 | じんちゃん横丁 |
画所 | パリ10区 |
用途 | 日本食レストラン |
床面積 | 80m²(地上階)+30m(地下階) |
施主 | 飲食店経営者 |
パース 1: 客室 1
パース 2: 客室 1
パース 3: 客室 1 、バーカウンター
パース 4: 客室 2
パース 5: 客室 3、キッチン
パース 6: 客室 3
施工写真
Photo@Kojima