Amelot通りのアパートの浴槽の改装
浴槽部分にガラス間仕切りを支える黒いフレームを設置し、浴槽に入る行為を敷居をまたぐような行為と思えるようにした。
浴槽はほぼ毎日のように使うリラックスする為のスペースであると捉え、そのスペースに入る際には日々の日常空間から離れ、スイッチを切り替えられると良いと思った。その浴槽スペースの上部はフランス南部の街リヨンで産出される温かみのある肌色の石灰岩を用いることで残りの浴室の白壁と黒いフレームを境に切り替えている。
洗面台側の吊戸棚は外周部のみ木のフレームとし、浴槽の黒いフレームに呼応するようにした。木のフレームの下部に指を入れて開閉できるようになっている為、ガラスに手あかがつかないようにデザインした。
洗面台にはテラゾの一枚板を用い、素材感を残しながらも白系統で統一した。
物件名 | Amelot通りのアパート |
画所 | パリ11区. |
用途 | アパートの浴槽 |
床面積 | 4m² |
施主 | 夫婦 |
コンセプト 1: 木のフレーム(吊戸棚) + 黒いフレーム(ガラス間仕切り)
写真 ©Kojima